PGQ’s blog

色々な文章を綴っていきたいと思いました。

夏の放課後、数学の補習を受ける。

先生「ここの変形は同値性に注意しろー」
眠かった。昼休み直後の持久走を乗り越え、数学というサドンデスは数弱への拷問だ。
先生「じつはこの3点を結んだ三角形の重心は、、、」
隣の青木「眠んない方がいいよ。ここ面白いからさ。」
数強は怖い。数学の何が「面白い」のさ。
先生「実はこれ、オイラー線が動く領域の重心と一致しているんだ」
青木「うわあ。何度見ても見とれちゃうエレガントな証明だ」
ぼく「エレファント」
噛んでしまった。
先生「じゃあ次の問題いくぞー」
先生、ちょっと待って。もう僕のライフはゼロだよ。
青木「おい、次はちゃんと起きてろよ。」
この授業が終わったら、絶対すぐ寝る自信がある。
放課後
先生「おーい、起きろー」
ぼく「は?へ?ぼく寝てました!?すいません!」
先生「授業終盤から授業終了40分後まで寝てるぞ」
ぼく「すみません、、」
先生「お前みたいなやつは初めて見た。とりあえず今日から毎日補習だからな」
え?
ぼく「えぇぇぇぇ!!!!!」
先生「今日は初日だし初回サービスで30分で許してやろう」
ぼく「まじすか!あざす!」
先生「あざすじゃねーよw」
空き教室へ向かった。
先生「はい、じゃあ寝てたぶんの授業のプリントだ。15分でやりな」
ぼく「あれ?今日の授業を寝ただけなのに「初回」ってどういうことですか?よく考えたらおかしいなって思ったんですが、、」
先生「うるせえ。いいから早くやんなさい」
ぼく「はい……」
この日以来、毎日補習を受け続けた。
数学は好きだけど、嫌いになりそうだ。
※これは実際にあった話ですか?
国語 読書感想文(夏目漱石